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ホキ美術館〜写実絵画美術

 世界でもまれである写実絵画美術館へ。 [ホキ美術館HP(千葉県)]



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思わず声を出してしまうほど、精巧緻密に描かれた絵画を前にして、近づいて見ると確かに油の絵の具がおかれているのに、再度離れて見直すと、またそこに肉体の一部や木の影などある物に変化している。また、いくら近づいて見ても、その物のままの物(絵)もあり、見ているうちに、それぞれの作品の中に引き込まれ、哲学的問いに、しかし感覚的に向き合ってゆく自分がいた。写実絵画ばかりを見続けるからこそ生まれる感覚がそこにはあった。非常に面白い。絵画に興味のない方でも楽しめ、これらの絵は所謂絵画の概念を覆すものがあると思う。

美術館のHPより引用させていただくと、
『写実絵画は写真のようだとよくいわれます。しかし、写真は一点から見た画面、いわゆる単眼ですが、人間の眼は両眼なので、視差によって遠近を知覚します。人間が見ている空間と写真が表現する空間とはおのずと違ってきます。人間の目で見たままを描いているのが写実絵画といえます。』

『「写実絵画の定義」をホキ美術館の代表作家に、それぞれ聞いてみました。「抽象以外の具象はすべて写実的なものともいえる。そのなかでも再現性の程度の高いものや細密に描かれているもの」「写実とは、目の前にある対象を再現することでも模倣することでもなく、その対象のずっと奥にあるものと出合うこと」「物事の本質を見つめ続け、存在を描くこと」「現実にある要素を抽出し、人為的な操作を加えて存在するかのように描くもの、また、情緒的な部分を排除し本当に現実に迫るリアリズムもある」「写生とは違い、前向きにそいでいくように物を見て自分の世界をつくり、自然をもうひとつ再現していくこと」など、さまざまな考え方が語られました。』


定義もいろいろのように、写実と言っても、様々な描かれ方がされており、これがまた見る側にいろいろなインスピレーションを与えてくれる。一貫して言えることは、どれも存在感があるということである。そもそも写真と比べるものではないのかもしれないが、写真には到底叶えられない作者の思いや表現がなされていた。また抽象画などよりもわかりやすいため作品としっかり向き合える。


思った以上に収穫のある美術館でした。それぞれの材質感、木なら木、生地なら生地、グラスならグラス、水、鉄、髪の毛、果物、血管、花びら。。。それらが今も鮮明に蘇ってきます。



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また、山梨知彦建築士による当美術館の建築もとてもユニークに創られている。宙に浮いている部分もあれば、自然光を取り入れ、隣りの森の緑を感じながら鑑賞できたり、音響効果の優れているギャラリースペースもあり、コンサートも行われているそうです。ゆっくりできそうなレストランやカフェもあり、次回は是非ここで食事をしてまた絵を楽しみたいものだと思いながら外へ出るのでありました。


外へ出ると奇妙な現象が。。。目に映って来る景色が、絵に見えてくるのでした。
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by comalisfield | 2014-02-04 20:47

神奈川県は丹沢のふもとで、食べ物からエネルギーまで、地域自給力アップを考えます!


by comalisfield
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