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福島の春



(たった数日間でしたが、福島に行ってきました。上手く言葉にするのが難しいですが、ここに記します。)


友人のフォルクローレ演奏家のKさん夫妻は、震災前からもフォルクローレを通じて福島に足を運んでいられました。

そして震災後からはより熱心に行かれ、私はその時のお話を聞いているうちに、福島の人々の魅力を感じ、

Kさんたちが幸せそうに話す方々に、自分も会いたくなってきました。

一度はもう行かれないと思っていた福島へ、行くなら何も構えず自然体で行きたいと思い始め、

友達の友達に会いに行くかたちで福島へ行く、そんな機会をこの春持つことができました。



同行させていただいた所は、普通の酒屋さんから、山木屋地区の仮設住宅、ラジオ局といろいろでしたが、

どこに行っても、初めて訪ねた私まで歓迎され、それは勿論今までのKさんたちのお付き合いもありますが、

皆さん、歓迎上手と言いますか、歓迎好きと言いますか、各々が自然体でおもてなしをしてくださいました。

皆さん、思いやりをあたり前に生活されているのを感じました。

素直な大人の方が多いと言う印象です。

今回子どもたちとお話しをする機会はなかったのですが、こんな大人たちに育てられた子どもたちはさぞやいい子たちでしょう。

Kさんたちが幸せそうに語るのが少しわかりました。



今回は福島市、川俣町、三春町あたりをまわりました。

緩やかな山並みが続く土地で、水も豊かです。この土地があの方々を育てたのだとも感じました。

それとともに、震災で起こってしまったことに途方に暮れ、景色を見ながら言葉を失いました。



川俣町は以前と変わらず、一見普通の生活が送れる所ではあります。

そこから住むことができない場所へ仕事や自宅など通われている方も多く、活気があると言っても過言ではないかもしれません。

しかし、公共の建物の前には放射能測定器が立っています。

これはあくまでも個人的に感じたことですが、

今まで通りに皆さん生活されていて、何もなかったかのように過ごし、それでなんとか平静を保っている、

精神的にはぎりぎりな所で生活されている、そんな方がいられるようにも感じました。



移住すれば良い、と言うそんな言葉のように単純ではないです。

とやかく言っている場合ではないことが起こってしまったのかもしれないけれど、

その風土とともに、そこに咲く野花のように、そこにあたり前に存在するものたちに囲まれ、

そのものたちとともに生まれ育ち生きてきた所から離れる、自分だけ移る、そういうことが考えられない、

そういう方がいられるのは確かだと思います。

人間が精神的幸福に何を求めるかの結果なのだと思います。

しかし、不安がないわけではない、そんな中で生活されている方もいます。

(家族のことや、生活のため、いろいろな事情で、移住されない方、またはされた方、状況はさまざまだと思います。)

もともと辛抱強く、人に迷惑をかけたくないと、そういう意識が染みついている方々でもあります。

福島のことを何らか否定的に言われることに対して、仕方がないと思いつつも、やはり悲しい思いをされている方がいると思います。 

地域コミュニティが連綿と残っている地域もまだ多くあります。

その場所を心の底から愛している方々が沢山いられます。

その場所から、健康被害の理由だけでは離れられない方々がいるのだと思います。



また、福島の方々は自分たちは取り残されてしまった、こちらはそんな風に思ってはいないのですが、そう思って生きていられる方がいられるのを感じました。

考えてみれば、こちらが少しでも福島のことをこわばって見たら、それを何らかの形で福島の方は感じ取られるわけですものね。

そのあたり前のことが福島に行くまでわかりませんでした。

しかし起こってしまったことは、福島で線引きできることでもなく、福島の方々が耐えれば済むことでもなく、日本中、世界中の問題なのですよね。

この地球上にいる限り、誰もが他人事ではないことなのですよね。。。





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日本三大桜のひとつでもある、三春の滝桜。

今年は例年より早めに咲いたそうで、訪れた時はがくが目立っておりました。

それでもお姿は凛々しくありました。

あと人間は何年この桜を愛でることができますでしょうか。























 

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by comalisfield | 2015-04-30 12:00

神奈川県は丹沢のふもとで、食べ物からエネルギーまで、地域自給力アップを考えます!


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